開発者向けのご質問

目次

Arduinoシールド、ブレイクアウトボードは何ができますか?

プロトタイピングを行うための接続を簡単に行うためのものです。

  • Arduinoシールド
    • 電圧レベル変換回路を内蔵しており、I/O電圧は3.3V・5.0Vいずれでも利⽤可能です
    • 電源レギュレータ回路を内蔵しており,sakura.ioモジュールに安定した電⼒を供給できます
  • ブレイクアウトボード
    • 端子を2.54mmピッチに変換します
    • 昇降圧の電源レギュレータ回路を内蔵しており、幅広い電圧での動作が可能です

ハードウェアマニュアルに、回路図や取り扱い説明書がございますので、あわせてご確認ください。

付属のアンテナ以外のアンテナを使用する場合、技適の申請が必要となりますか?

必要となります。サポートまでお問い合わせください。

通信一回につき、送受信できる容量について教えてください

sakura.ioモジュールとプラットフォーム間のデータ送受信は、自動的付与されるものと利用者が指定する2種類で構成されています。 1回で送受信できるデータとしては、最大で8バイト×16チャンネル=128バイトのデータを送受信でき、1ポイントを消費します。

同時にデバイス名、送信時間、データ発生時間なども自動付与されますが、これらはデータ量に含まれません。

sakura.ioのデータ送受信体系

また、ファイル配信機能のオプションのみ1ポイント毎に512バイトのデータをデバイスに送信できます。

sakura.ioプラットフォームとの通信速度は最大どのくらいですか?

sakura.ioプラットフォームとの通信速度は、モジュール内部でマイコンとモデムを接続しているシリアルポートの通信速度である115200bpsが上限となります。

ファームウェアアップデートはどうすればいいですか?

Arduinoをお持ちの方はArduinoからファームウェアのアップデートを実行できます。 下記スケッチをダウンロードし、Arduinoに書き込んで実行してください。 以下の手順でスケッチをお手持ちのArduinoに書き込み、実行してください。

SakuraIOライブラリの入手 - チュートリアル

Arduino以外のデバイスからは、Firmware updateコマンドを送信することでアップデートが可能です。 Firmware updateコマンドについては、データシートをご確認ください。

開発者向け - sakura.io

ファームウェアダウングレードはどうすればいいですか?

ファームウェアのダウングレードには対応しておりません。 なんらかのトラブルでダウングレードが必要とお考えの場合は、別の方法で解決する可能性もあります。 各ドキュメントを参照の上、解決しない場合は、サポートまでご相談ください。

通信モジュールを動作させるのに必要な電流の値について教えてください

通信モジュールはデータ送信の際、瞬間的(1ms〜2ms)に1A程度の電流を必要とすることがあります。 詳しい電流値の情報は、データシートの電気的特性テーブルをご覧ください。

開発者向け - sakura.io

ファームウェアをアップデートしたところ、電源がはいらなくなった

v1.2.0ファームウェアより、WAKE_IN端子について明示的なプルアップが必要になりました。 ブレイクアウトボードや独自設計のマイコンボードと接続する際にプルアップを行わない場合、STAT LEDが点灯せず、接続された通信モジュールがオンラインにならない場合があります。 WAKE_IN端子が正しくプルアップされているか、あるいはHighになっているかご確認ください。

なお、その他シールドの場合、ハードウェア側でプルアップされております。

メンテナンス等の情報は提供されますか。

以下のURLをご覧ください。

メンテナンス・障害情報一覧

なお、sakura.ioのメンテナンス告知は以下のようなメンテナンスを行う場合に告知されます。

  • コントロールパネルや機能の停止を伴う
  • モジュールの再接続が一定時間以上失敗する

以下のような、ユーザーに影響が少ないものに関しては告知を行いません。

  • 通信断したが、モジュールの機能で再接続が可能である
  • 停止を伴わない機能追加
  • コントロールパネルのUI/UXのみに変更がある場合

I2C/SPIで通信する場合、マスター/スレーブどちらで通信すれば良いですか?

sakura.ioモジュールはI2CおよびSPI通信を行う場合はスレーブとして動作いたします。 そのため、接続するデバイスはマスタとなることを前提に作成ください。

I2C/SPIで通信する場合、通信速度はどのくらいにすれば良いですか?

I2Cの場合は標準モード(100kpbs)、SPIの場合は350kbpsを目安にご調整ください。 電圧レベル変換IC等の影響を受けますので実機にてご検証、ご調整ください。

データの流れ方について、教えてください

マイコンから送信されたデータは、連携サービスの設定がされている場合はすみやかに転送処理が実施され、 併せてプラットフォーム内のデータストアに保存されます。 WebSocketをご利用の場合、上記動作に併せてコントロールパネルの連携サービス詳細画面にも表示されますが、 ブラウザの状態(ネットワーク接続方法やPC等)によって表示されない場合もございます。

データをマイコンに送信しても、連携サービス詳細画面にデータが表示されません

マイコンに対して送信した場合、コントロールパネルの連携サービス詳細画面には表示されません。

※今後通信が行われたかどうかについては、表示することを検討していますが、マイコン側から受信したことをプラットフォーム側に送信するなどでの確認をご検討ください。

デバイス(ユーザー側)のマイコンと「sakura.ioモジュール」の通信方式は何が使えますか?

SPI、I2Cで通信します。 UARTでの通信は可能ですが、メンテナンス用であり、常時利用することは想定しておりません。 UARTを使用した新規設計は非推奨となっており、最新の全ての仕様での動作を保証いたしかねます。 安定動作のため、メンテナンス用以外での通信はSPI、I2Cを利用してください。

Arduino シールドで使えるArduinoの種類は何になりますか?

Arduino Unoでのみ、動作確認をしております。

一括処理を行いたいのですが、何か方法はありますか?

現時点でコントロールパネルでは対応しておりません。 APIとCLIを用意しておりますので、ご利用ください。

回線事業者がダウンした場合、sakura.io のサービスは停止しますか?

停止します。 ただしデータの送信はキュー方式で行っているため、一定期間であれば通信モジュール側に貯めておく事が可能です。

sakura.ioモジュールから送信されたデータの到達性は保証されますか?

保証はされません。 sakura.ioはセンサーデータなど、連続的に送信されるものに最適化されています。 ですので、メッセージ1つ1つが重要な用途では、独自に再送などの対策を行って頂く必要があります。

sakura.ioモジュールが故障したかもしれません

まずは、 故障かなと思ったら をご確認ください。 それでも改善しない場合、サポートまでご連絡ください。

sakura.ioモジュール 正式版とβ版の見分け方を知りたい

sakura.ioモジュール 正式版(SCM-LTE-01)とβ版(SCM-LTE-Beta)は、目視やGet product IDコマンドの返値で判別することができます。

コマンド実行により製品を識別したい場合は SCM-LTE-01 / SCM-LTE-Beta コマンドリファレンス を参照してください。

目視で識別する場合は、モジュール本体と本体に貼付されているラベルを見ることで識別が可能です。以下に目視で識別する際の見分けるポイントを示します。

  • 正式版
    • ラベル左上の型番表示が SCM-LTE-01 である
    • モジュールの半分から下に印刷されているロゴがさくらインターネットロゴのみである
scm-lte-01 label
  • β版
    • ラベル左上の型番表示が SCM-LTE-Beta である
    • ラベル右上のシリアル番号表示(SER: 以降)が 16A または 16B で始まる
    • モジュール左下に さくらのIoT Platform β 表示がある
scm-lte-beta label

利用している機器の製品型番を知りたい

故障品交換等を申請する際にはご利用いただいている製品の型番を確認いただく必要があります。 以下に目視で識別する際の見分けるポイントを示します。

なお、sakura.ioモジュールに限り、コマンド実行により製品を識別することが可能です。詳細は SCM-LTE-01 / SCM-LTE-Beta コマンドリファレンス を参照してください。

  • sakura.ioモジュール(SCM-LTE-XXX)
    • ラベル左上の型番表示を参照ください
SCM-LTE-01 label
  • sakura.io シールド for Arduino(SCO-ARD-XX)
    • 企業ロゴ下部の型番表示を参照ください
SCO-ARD-01 label
  • Ichigosoda / Ichigojam for sakura.io (SCO-ICG-XX)
    • 企業ロゴ上部の型番表示を参照ください
SCO-ICG-02 label
  • sakura.io HAT for RaspberryPi(SCO-RPI-XX)
    • 企業ロゴ下部の型番表示を参照ください
SCO-RPI-01 label
  • ブレイクアウトボード(SCO-BB-XX)
    • 企業ロゴ下部の型番表示を参照ください
SCO-BB-01 label

利用しているsakura.ioモジュールのシリアル番号を知りたい

故障品交換等を申請する際にはご利用いただいているsakura.ioモジュールのシリアル番号を確認いただく必要があります。 以下に目視で識別する際のポイントを示します。

なお、コマンド実行により製品を識別することも可能です。詳細は SCM-LTE-01 / SCM-LTE-Beta コマンドリファレンス を参照してください。

  • sakura.ioモジュール(SCM-LTE-XXX)
    • ラベル右上の SER: 表示を参照ください
SCM-LTE-Beta label